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キーワードは「開発力」‐製薬各社社長が年頭あいさつ

2007年1月9日 (火)

 「イノベーション25」の中で、医薬がイノベーションが最も期待される分野の一つと位置づけられ、製薬業界に追い風が吹いているといわれている。製薬各社社長の年頭あいさつでは、新薬の創出を強化するという積極的な姿勢が目立った。武田薬品は、自社研究開発とライセンスなどに注力していくとの姿勢を強調した。日本新薬はRNA核酸医薬などの先端的な研究に注力し、国際的に高く評価される技術力や開発力を磨いていくとの方向性を示した。

 武田薬品・長谷川閑史社長:「日本発の世界的製薬企業」への飛躍に向け、「06”10年中期経営計画」をスタートさせた。日本発の企業としての強みをいかんなく発揮し、「製品パイプラインの強化」「人材パイプラインの強化」「グローバルな事業基盤の強化」に要約される諸問題に不屈の精神で取り組むことで、目標を達成したいと考えている。中でも「成長の源泉」となる製品パイプラインの充実に向け、自社研究開発における「新薬創出力の回復」に全力で取り組むとともに、これを補完するライセンスやアライアンス活動にも一層力を入れていく。

 第一三共・庄田隆社長:経営統合に向け、通常であれば一大プロジェクトといえるものに取り組み、決められた期間内に成し遂げることができた。4月からスタートする新しい第一三共グループは、筋肉質な企業体質を持ち、競争に勝ち抜くための機能強化の準備も整った。スタート時点から高い成長を目指した「攻め」のビジネスを展開していく。スタートダッシュが大変重要。幅広い視野を持ち、柔軟に対応しながら新しい企業価値を共に創造していきたい。

 アステラス製薬・野木森雅郁社長:昨年は、中期経営計画「VISION2015」の発表など新たな精神を吹き込んだ年であった。また、ベシケアの国内での発売やパイプラインの進展もあり、アステラスがグローバル・カテゴリー・リーダーに向けて着実に進化しているものと理解している。今年は、07年度営業利益2500億円を達成するためにも重要な1年になる。医薬品業界は猛烈なスピードで変化している。VISION2015を達成するためには1年1年の計画達成をベースに結果を積み上げていくほかない。

 エーザイ・内藤晴夫社長:進むべき道は、企業理念であるヒューマン・ヘルスケア(hhc)を日々の事業活動を通じて全ての持ち場で実践することである。そのため、周りの人々を常に勇気づけモチベートすることと、困難な課題に対して率先して問題解決に取り組むことが大切だ。11年を最終年度とした中期経営計画「ドラマティック リープ プラン」達成に向け、地歩を固める1年としたい。

 中外製薬・永山治社長:「Sunrise2010」計画で、いかに行動するかが問われる段階となる。当社はここ数年間で急速に成長し、今後も多くの革新的な製品を世に出していくことになるが、疾病管理ごとに製品価値の最大化を目指したマネジメントが必要であり、クロスファンクショナルな行動が求められる。

 万有製薬・平手晴彦社長:昨年は「攻めの姿勢」をテーマに、ビジネスに邁進してきた。今年は、昨年の成功の上にさらに「飛躍する年」にしていきたい。そのため、国際共同試験参加の機会創出などを通じて医薬品の開発効率を上げ、ドラッグラグの縮小を目指す。さらに、大型新製品をしっかり育てていく。社会的関心が高まる予防医療の重要さを念頭に、ワクチンの開発導入にも注力する。また、日本の優れた基礎研究をつくば研究所に効率的に取り入れて創薬研究をさらに加速する。

 大正製薬・上原明社長:OTC薬を取り巻く環境は、98年をピークに市場が縮小している。ここ数年は、生活者・流通・メーカーの間で一段と激しい変化とぶつかり合いが生じている。そういった中で、大正製薬は、医薬品メーカーとして長年培ってきたエビデンスデータをもって、科学的根拠を証明しながら他とは違う強さを打ち出していく。

 大日本住友製薬・宮武健次郎社長:将来のあるべき姿を見据え、次のステージへとステップするためのシナリオとして、07年度をスタートとする中期経営計画策定の最終段階に入っている。営業力や研究開発力の強化、海外事業の推進など、厳しい企業間競争に生き残り、将来に向けて輝かしい飛躍を遂げるための施策を検討している。07年は、中期経営計画がスタートする大変意義のある年となる。

 大塚製薬・樋口達夫社長:当社の医薬品事業は米国、ヨーロッパ、アジアの各エリアへの事業を通した世界展開を加速していく。また、消費者商品事業も日米中を中心とした本格的なグローバル展開に向け布石を打ち、全力を挙げてその実現を目指す。

 三菱ウェルファーマ・小峰健嗣社長:国内外の事業を着実に推進していく。そのため、海外で効率的に研究開発投資を行うとともに国内の収益基盤がしっかりしていることが重要だ。私は、国内市場は極めて魅力的だと見ている。肝心なことは、超高齢社会に向かっている日本の疾病構造や経済状況を察知し、柔軟に対応していくことである。ユニークさを追求し、特色ある分野で新薬開発をすることで、テーラーメイド医療の実現に結びつけていく。

 塩野義製薬・塩野元三社長:今年は第2次中期経営計画の3年目、折り返しの年となる。今年は計画の達成に向けた成果を出さなければならない重要な1年であるということを強く意識しなければならない。創薬段階では期待できる化合物が出てきている。開発状況についても、大型化が見込まれる開発品のフェーズが更に進み、国内開発も順調に進捗している。今後も、グローバル開発を視野に入れた研究開発を促進していきたいと考えている。




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