ロート製薬は、顔色が悪く、カラダの疲れが顔に出てしまっている人、血色不良や冷えで悩んでいる女性をメインターゲットとしたOTC医薬品「す・ぴん凛(りん)内服錠」(第3類医薬品)を15日から新発売した。同社が今年5月、全国の20~30代の女性200人にアンケートを行ったところ、約7割が「疲れた顔」を感じており、疲れ顔に対して約8割が「カラダの内側からケアしたい」と回答するなど、顔色に対する女性の関心の高さが示された。「す・ぴん凛内服錠」は血流改善作用のある生薬・栄養成分を配合しているのが特徴で、同社では「“疲れ顔を感じた時の内服薬”という新たな切り口で、女性の需要開拓を行っていきたい」としている。
女性200人に対するアンケート調査では、「夕方の顔は朝よりも5歳老けて見える」と実感している人が、約8割に上った。疲れ顔が気になる時としては、疲労を感じた時(66・0%)、寝不足の時(63・0%)、生理中など体調が悪い時(50・0%)、ストレスを感じた時(46・0%)、洗面所で鏡を見た時(44・0%)など。疲れ顔が「特に気になる時はない」は1・5%に過ぎず、ほとんどの女性が日常生活の何らかのシーンで“疲れ顔”を感じていた。
こうした疲れ顔に対する、カラダの内側・外側からのケアに対する意識を聞いたところ、「内側のケアを今よりも取り入れていきたい」という女性が82・5%に上り、カラダの内側からケアしたいというニーズが高いことが示された。
新製品の「す・ぴん凛内服錠」は、血流改善作用もあるニンジン乾燥エキス(疲労時の滋養強壮)、ショウキョウエキス(体を温める)のほか、ヨクイニンエキス(滋養強壮)、ニクジュヨウエキス(滋養強壮)、ローヤルゼリー(ビタミン・アミノ酸が豊富)といった、女性にうれしい栄養補給成分を配合しており、疲れが顔に出てしまっている人、血色不良や冷え症の人の滋養強壮に効果を発揮する。
のみやすい錠剤タイプで、成人(15歳以上)1回2錠を1日2回、服用する。効果の高い医薬品でありながら、身近な医薬品とイメージするように、パッケージには顔色のいい、笑顔の女性を取り入れているのも特徴。また包装も、手に取りやすく持ち運びにも便利なパウチタイプを採用している。税込み希望小売価格は40錠1260円。
同社では、女性に人気の高い若手俳優の小池徹平を起用したTVCMを放映するほか、店頭ではCMと連動させた販促活動などで、顔色・疲れ顔対策の売り場を盛り上げていく。さらに、製品発売と併せ、15日からは「す・ぴん凛」ブランドサイト(http://www.routo.co.jp/supin)を開設し、疲れ顔等に関する情報発信をスタートするなど、積極的なプロモーションを展開していく。