TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

渡航歴ない患者から「NDM1」検出‐既に国内に広がっている可能性も

2010年10月06日 (水)

 厚生労働省は4日、さいたま市民医療センターに入院している90代の患者から、多剤耐性遺伝子のニューデリー・メタロ‐β-ラクタマーゼ1「NDM1」を持つ肺炎桿菌が検出されたと発表した。

 この遺伝子を持った大腸菌は、9月上旬に獨協医科大学病院で、インドから帰国した男性患者から初めて見つかっており、国内で2例目。90代の患者に海外渡航歴はなく、厚労省は国内で感染した可能性が高いという。

 厚労省によると、患者は8月下旬、肺炎のため同センターに入院。その際に採取した尿から多剤耐性の肺炎桿菌が見つかり、国立感染症研究所で検査していた。患者は現在も入院中だが症状は軽快している。また、同センターのほかの患者からは検出されていない。

 厚労省は、獨協医大病院で初めてNDM1が検出されたことを受け、全国の医療機関に対して耐性菌の報告を行うよう求めていた。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術