【新製品】持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤「ザイザル錠5mg」、経口血小板増加薬「レボレード錠12・5mg、同25mg」 グラクソ・スミスクライン

2010年12月17日 (金)

 グラクソ・スミスクラインは、持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤「ザイザル錠5mg」(一般名:レボセチリジン塩酸塩)と、経口血小板増加薬「レボレード錠12・5mg、同25mg」(一般名:エルトロンボパグ・オラミン)を新発売した。

 ザイザルは、ベルギーのUCBが開発し、国内で「ジルテック」の製品名で販売されているセチリジン塩酸塩の活性エナンチオマー。抗ヒスタミン薬として8年ぶりの新薬となる。ヒスタミンH1受容体に結合し、セチリジン塩酸塩の約2倍の親和性を示すことから、1日1回の投与で、強力な抗ヒスタミン作用が期待できる。7歳以上の患者に対し、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症の適応で使用される。

 用法・用量は、成人には1回5mgを1日1回、就寝前に経口投与する。7歳以上15歳未満の小児には1回2・5mgを1日2回、朝食後・就寝前に経口投与する。

 薬価は、5mg錠121・90円。

 レボレードは、血小板増加作用を示す世界初の経口低分子トロンボポエチン受容体作動薬。1日1回の投与で、慢性特発性血小板減少性紫斑病患者の血小板産生を促進し、出血症状を改善する。現在、世界47カ国で承認されている。

 薬価は、12・5mg1錠2610円、25mg1錠5141・80円。



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