クラシエ薬品は、様々なタイプのかぜ症状に対応する「カンポウ専科かぜ薬シリーズ」の新製品として、花粉症やアレルギー性鼻炎を改善する、朝・夕1日2回服用の小青竜湯内服液「新生小青竜湯2〈鼻かぜ・鼻炎用〉(第2類医薬品)」を14日から新発売した。小青竜湯の1日2回服用の液剤タイプは、業界で初めての製品。「カンポウ専科かぜ薬シリーズ」での内服タイプは、葛根湯液に次いで2品目となる。これまで、鼻水・アレルギー性鼻炎に向けては、同シリーズでも小青竜湯エキス顆粒の製品が揃っていたが、今年を上回る量の花粉飛散が予測されている来春も視野に、鼻炎関連のラインナップ強化を図った。
同社の「カンポウ専科かぜ薬シリーズ」は、より多くの生活者に漢方薬を身近な存在としてもらうため、明快な商品コンセプトの提示、のみやすさ・使いやすさの追求、現代的で分かりやすいパッケージデザインなど、生活者のニーズに合致した商品群を豊富にラインナップしている。
新発売の「新生小青竜湯2〈鼻かぜ・鼻炎用〉」は、気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症を改善する漢方薬。処方の小青竜湯は、漢方の古典といわれる中国の医書「傷寒論」に収載されている薬方で、薄い水様の痰を伴う咳や鼻水が出る人の感冒、ぞくぞくと寒けがし、くしゃみや水っぽい鼻水が多く出て困るとき、花粉症で鼻水が止まらないときなどに効果がある。
成人1日の服用量90mL中に、小青竜湯濃縮液81mL(マオウ、シャクヤク、カンキョウ、カンゾウ、ケイヒ、サイシン、ゴミシ各3g、ハンゲ6gより抽出)を含有する。なお、小青竜湯濃縮液1mLは小青竜湯の混合生薬333・3mgに相当する。
朝夕2回服用タイプ(成人15歳以上1回1本を1日2回)なので、忙しい昼間にのみ忘れることがない。さらに液剤なので、水のない場所でも服用できる。眠くなる成分が入っていないので、日中に眠くなって困る仕事の人や学生など、幅広い人に勧めやすい。税込み希望小売価格は、45mL×2本入り980円。