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テルモは、医療機関における栄養維持の困難な患者や高齢者向けの栄養食品として、先月から「イムンα」を発売したのに続いて、今月上旬から「タピオンα」を新発売する。一昨年11月に久光製薬から販売権を譲り受けた両製品をリニューアルしたもの。
「イムンα」はアルギニン・グルタミンリッチ栄養食、「タピオンα」は食物繊維とオリゴ糖配合の糖質・脂質調整栄養食で、リニューアルでは2005年版栄養摂取基準に組成を合わせてビオチン、ヨウ素、モリブデンを配合したほか、食物繊維の量を変えずに経腸栄養チューブの流動性を向上させた。また風味や容器なども飲みやすく改良している。希望小売価格は「イムンα」が9600円(200mL×24個)、「タピオンα」が6480円(同)
近年、医療機関では高齢者特有の症状である褥瘡、感染症、高血糖などに栄養面からサポートするチーム(NST)が全国に普及するなど、栄養療法が注目されている。同社では「両品とも最新の栄養管理ニーズに応えられる製品」として、今年度に2品で売り上げ1億円を目指す。