◆厚生労働省は14日付で、5月に薬価基準へ収載する後発品など385件を薬事承認した。このうち武田薬品の主力製品で2型糖尿病治療薬のアクトスを先発品とする「ピオグリタゾン塩酸塩」は27社76件。11社はOD錠も揃える
◆アクトスは、今年度薬価改定で市場拡大再算定の対象になったため、最初で最後のチャンスだった新薬創出・適応外薬解消等促進加算の適用を逃した。また、後発品との関係では、他剤との併用の用途特許の取り扱いが問題となっていたが、今回、全社が単剤投与だけの「虫食い」ではなく、併用を含む用法・用量で承認された
◆成功した大型品ほど後発品参入は多い。アクトスには、後発品市場に新規参入した第一三共エスファ、富士フイルムファーマや田辺三菱製薬も名を連ねる
◆先発メーカーに国民や医療関係者が期待するのは、何といっても新薬開発だが、先発メーカーならではの情報提供の安定供給といった特徴が生かされれば、後発品の信頼性が高まることにもつながる。一方、後発専業メーカーの強みは何なのか。品質の高い製品を安く提供することも、患者のメリットは大きい。
大型品ほど後発品が
2011年01月19日 (水)
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