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【Paltac】最先端物流センター「RDC横浜」が竣工

2011年01月24日 (月)
「RDC横浜」外観

「RDC横浜」外観

 メディパルグループのPaltac(折目光司社長)は21日、同社最大規模となる最先端物流センター「RDC横浜」(神奈川県座間市)の竣工披露を行った。メーカーから得意先店舗まで、サプライチェーン全体の最適化を目指している同社は、化粧品・日用品に加えて、ヘルスケア商品の取り扱いを開始して以来、順次、全国の出荷拠点を統合してきたが、前年度の北海道、東北に続く横浜の開設によって、H&BC(ヘルス&ビューティーケア)フルライン型の全国RDC体制(15カ所/投資総額950億円)を完成させた。

 会見した箱田善之副社長は、「横浜を含む首都圏は、将来の業績拡大に重要なエリアである。昨年、東証と大証に再上場し、折目新体制にもなった。メーカー様とお得意様をつなぐ卸として、邁進していきたい」と抱負を語った。

 RDC横浜は、敷地面積4万m2超、延べ床面積約6万m2という同社最大規模のスケールを誇る。年間出荷キャパシティ1000億円(当初700億円)の確保と共に、数多くの最新鋭システムを駆使して、納品精度99・999%という、高品質物流によって得意先の効率化にも貢献していく方針だ。神奈川と首都圏の一部をカバーする同センターは、3月の稼働を予定しており、現在、首都圏にある東京、埼玉のRDCとカバーエリアの調整を進めている。

 それまで神奈川エリアにあった、化粧品・日用品を取り扱う旧RDC横浜と、OTCを取り扱う海老名物流センターの2拠点を統合し、H&BCフルラインの一括納品が可能になる。統合によって、従業員(1/3減)など庫内コストの削減や、得意先の荷受け作業の軽減などの効率化が図られるほか、配送トラック便の削減で環境対策にも貢献(平成22年度グリーン物流パートナーシップ普及事業認定)できることがメリットだ。

RDC横浜の概要

 ▽所在地:神奈川県座間市広野台2-10-11
 ▽敷地面積:4万1686m2(約1万2610坪)
 ▽建坪(地上4階建て):2万1244m2(約6426坪)
 ▽延べ床面積:5万9966m2(約1万8139坪)、うち自動倉庫1万8685m2(約5652坪)
 ▽主要設備:パレット自動倉庫(保管能力1万1400パレット、出庫能力370パレット/時)、ケース自動倉庫(保管能力11万3000ケース、出荷能力2400ケース/時)、自動補充システム
 ▽投資総額:約126億円

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