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【佐藤製薬】スイッチOTC点鼻薬発売‐オキシメタゾリン塩酸塩を初めて配合

2011年3月31日 (木)

写真:スイッチOTC点鼻薬「ナシビンMスプレー」

写真:スイッチOTC点鼻薬「ナシビンMスプレー」

 佐藤製薬は、持続性血管収縮成分のオキシメタゾリン塩酸塩を、OTC点鼻薬に初めて配合した「ナシビンMスプレー」(第1類医薬品)を、5日に新発売する。同社が医療用医薬品として販売している点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン点鼻・点眼液0・05%」を一般用にスイッチしたもの。1日1~2回の使用で効果が期待でき、眠くならないなど、速効性と持続性の高さが大きな特徴。同社では、既存のOTC点鼻薬との差別化が図れる商品として、昨年12月に発売した第1類医薬品の「ナザールAR<季節性アレルギー専用>」と共に、「幅広いユーザーニーズに応えていきたい」(川庄尚執行役員学術部部長)と期待をかけている。

 医療用の「ナシビン点鼻・点眼液0・05%」は、1967年に中外製薬から発売され、07年に佐藤製薬が独メルクと供給ライセンス契約を締結。同時に中外から製造販売承認の承継を受け、販売している。

 メルクが開発した「ナシビン」は、医療現場で50年もの実績があるイミダゾリン誘導体のオキシメタゾリン塩酸塩0・05%水溶液で、局所での強い血管収縮作用、粘膜の腫脹消退作用がある。急性鼻炎やかぜなどの鼻づまりに効果がある医薬品として、世界約60カ国で販売されているグローバルブランドで、今回のスイッチOTC点鼻薬に関しても、メルクとの提携で、佐藤製薬が製造販売を行う。

 「ナシビンMスプレー」は、医療用と同濃度のオキシメタゾリン塩酸塩0・05g(100mL中)を配合した点鼻薬。炎症やアレルギーなどで腫れた鼻粘膜の血管を収縮し、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎による鼻づまり症状を素早く改善する。成人(15歳以上)は各鼻腔に1回2~3度ずつ、1日1~2回噴霧する。適用間隔は10~12時間以上置き、連続して1週間を超えて使用しない。税込み希望小売価格は、8mL1554円。

 OTC鼻炎薬市場は、09年で約309億円(小売ベース)で、このうち点鼻薬は約3分の1の92億円とされる。点鼻薬カテゴリーでは、昨年12月に第1類医薬品の新製品(佐藤製薬とグラクソ・スミスクライン)が加わったが、多くは第2類医薬品で、血管収縮剤としては、ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩しか使われていなかった。

 第1類の点鼻薬は、朝夕1日2回の使用だったが、既存品の多くは1日5回まで、あるいは6回までであり、今回のオキシメタゾリン塩酸塩の血管収縮作用は6~8時間持続することから、1日1~2回の使用でも効果が期待できる。さらに、オキシメタゾリン単独製剤で、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの眠くなる成分も含んでいないことから、使用シーンを選ばない。

 鼻症状の中でも、つらい症状とされるのが「鼻づまり」で、同社が約300人に行った調査でも、通年性アレルギー性鼻炎症状やかぜの際の鼻症状で、9割前後の人が鼻づまりを「つらい」と感じていた。さらに、市販の点鼻薬についての不満点では、効き目の持続性がないことの割合が最も高かった。「ナシビンMスプレー」の特徴である作用時間の長さ、眠気等の副作用がないことは、ユーザーにとって大きなメリットといえよう。

 同社は昨年12月に、医療用点鼻ステロイド薬成分のベクロメタゾンプロピオン酸エステルを配合した「ナザールAR<季節性アレルギー専用>」を発売したが、「ナシビンMスプレー」は季節性に限らず、アレルギー症状による鼻づまり、かぜ等による鼻づまりに使用できる“通年性”の商品として、訴求していく。発売開始時期が鼻炎関連品のピークを過ぎていることから、初年度(年内)販売目標は出荷ベースで2億円。

 次年度以降の目標額は、「今後の販売状況を見て定めたい」(川庄氏)とし、秋以降のかぜの時期、来シーズンの花粉症の時期にプロモーションのヤマを持っていく考え。同社ホームページに専用Webサイトを開設するほか、第1類医薬品のため、店頭の薬剤師に向けた情報提供ツールを充実させると共に、8日から全国各地で説明会を実施していく。

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