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チーム医療で大切なこと

2007年02月16日 (金)

◆チーム医療が叫ばれ始めて数年が経過した。既に各施設では、何らかの医療チームが立ち上がっていることだろう。チーム医療は各スタッフの機動力と総合力が発揮でき、医療の質、患者サービスの向上につながると同時に、個人の能力を引き出し、成長もさせてくれる
◆だが、チームは何かを行うためのメンバーやグループという要素が強く、閉鎖的な響きを持つ。同じ職種内で、そこに加われなかったら疎外感を味わったり、落伍者のように感じることが、少なからずあるかもしれない
◆以前、ある職種のICT(感染対策チーム)を取材した際、カンファレンスへの出席、資料作成、回診への参加などに、8人が2週間の輪番制で対応し、人材育成にも一役買っていると聞いて、感心した覚えがある
◆何より大切なのは、医療スタッフとして患者・家族と連携し、患者を支える気持ちを持つこと。特定の人材ではなく、多くの人が医療チームへ関われるようになれば、患者はもとより、スタッフの教育の場としても有用なことは言うまでもない。



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