オカモトは12日に開催した取締役会で、新社長に岡本良幸代表取締役副社長を昇格するトップ人事を決めた。6月下旬に開催予定の定時株主総会、取締役会で正式に決定する。就任予定は6月29日。現社長の岡本二郎氏は、代表権のある会長に就く。
岡本良幸氏は1949年生まれの61歳。72年に成城大学経済学部を卒業後、75年に岡本理研ゴム(現オカモト)に入社。85年にオカモト理研ゴム取締役、89年にオカモト常務取締役、03年にオカモト専務取締役を経て、07年からはオカモト代表取締役副社長を務めている。
今回の社長交代について同社は、「現社長は、05年6月の社長就任以来、今日に至るまで当社グループの経営体質の強化に努めてきたが、昨今の事業環境の大きな変化の中で、新たな経営体制のもとで一層の成長戦略の推進を図るべく、社長を交替することとした」としている。