大日本住友製薬は、速効型インスリン分泌促進剤「シュアポスト錠0・25mg、同0・5mg」(一般名:レパグリニド)を新発売した。国内のグリニド系薬剤として3番目。先行の2剤に比べ、空腹時血糖やHbA1cの低下作用が強く、単剤でも幅広い患者に投与が可能。
同剤は、膵臓のβ細胞にあるスルホニル尿素受容体に作用し、食後のインスリン分泌を速やかに促進する。ノボ・ノルディスクから導入し、開発を進めてきた。
海外では90カ国以上で承認・販売され、2009年の売上高は約300億円。日米欧のグリニド系薬剤の市場規模は約670億円に達する。
国内の売上高は初年度2億円、ピーク時の15年度に49億円を見込んでいる。