クラシエ薬品は、漢方薬ブランド「カンポウ専科」の新製品として、かぜやインフルエンザの回復期に、熱が長引くなどの症状を改善する『「クラシエ」漢方竹茹温胆湯エキス顆粒i』(第2類医薬品)を、25日から新発売した。同品に用いている漢方処方の竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)は、OTC薬では初めて(漢方煎じ薬を除く)
これまで、「カンポウ専科」のかぜ薬シリーズとしては、かぜ症状に合わせて選べる葛根湯・小青竜湯・銀翹散・柴胡桂枝湯・五虎湯・麦門冬湯の6商品(Aシリーズ)を展開している。同社では今回、新たなシリーズとして“かぜなどによる発熱症状”に着目した「iシリーズ」を加えることで、カンポウ専科ブランドのさらなる充実を図っていく考え。
かぜやインフルエンザの主な原因はウイルスで、ウイルスが侵入して感染すると、様々な症状が見られるようになり、代表的な症状に発熱がある。『「クラシエ」漢方竹茹温胆湯エキス顆粒i』に用いた漢方処方の竹茹温胆湯は、柴胡、茯苓、生姜、香附子、陳皮、黄連、人参、竹茹、麦門冬、半夏、桔梗、枳実、甘草で構成され、体内の蓄積した痰と熱を除き、胃腸の働きも整える作用がある。
『「クラシエ」漢方竹茹温胆湯エキス顆粒i』は、成人1日の服用量3包(1包1・95g)中に、竹茹温胆湯エキス粉末4950mgを配合し、かぜ、インフルエンザ、肺炎などの回復期に熱が長引いたり、平熱になっても気分がさっぱりせず、咳や痰が多くて安眠できないといった症状に効果を発揮する。
1回量は成人1包、15歳未満7歳以上は3分の2包、7歳未満4歳以上は2分の1包、4歳未満2歳以上は3分の1包、2歳未満は4分の1包で、それぞれ1日3回、食前または食間に服用する。服用性、携帯性に優れたスティック包装で、税込み希望小売価格は8包入り1449円。