日本医療機能評価機構は医療安全情報11月号で、2007年1月から今年9月末までに有効期限が過ぎたワクチンを接種した事例が5件報告されているとして、薬剤部がワクチン台帳等を設けて入出庫を管理し、ワクチン接種時には院内マニュアルを遵守して有効期限を確認するよう呼びかけている。
同機構が把握している期限切れ製品の接種は、インフルエンザHAワクチンが1件、沈降ジフテリア破傷風混合トキソイドが1件、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが3件。
インフルワクチンの事例では、返品のために在庫品の製造番号を業者へ連絡して期限切れが判明した。薬剤部がワクチンを払い出した部署と接種患者を抽出したところ、7名への接種が分かったという。