厚生労働省の2010年医師・歯科医師・薬剤師調査結果により、昨年末現在の医師数が29万5049人、歯科医師数が10万1576人、薬剤師数が27万6517人で、前回2年前を医師と薬剤師が8000人以上、歯科医師が2000人程度それぞれ上回ったことが分かった。
調査は保健所への届出を集計したもの。前回と比べると医師は2・9%、歯科医師は2・2%、薬剤師は3・3%増加した。薬剤師数の伸び率は、薬学6年制への移行の影響で例年に比べ低水準だった。
女性の割合は、医師が18・9%、歯科医師が21・1%、薬剤師が60・9%だった。
薬剤師の従事先は、全体の半数を占める薬局が14万5603人で前回から7・3%増加し、病院・診療所は5万2013人で3・3%増にとどまった。大学は7538人で18・7%減った。医薬品関係企業4万7256人と、行政・衛生施設6303人は横ばいだった。