◆診療報酬改定に向けた調整が大詰めを迎えている。14日には、民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」の柳田稔会長らが来年度診療報酬改定について、ネットでプラス3%以上を求める決議文をまとめ、輿石東幹事長に手渡した
◆これに対し財務省は、財政難を理由に引き下げたい考えで、本体部分の1%引き下げをはじめ、長期収載品薬価の10%追加引き下げ、OTC類似薬の保険給付の見直しを検討する案を厚労省に示している
◆民主党は野党時代、自公政権による医療費削減を批判し、政権公約で診療報酬の増額を主張。前回の改定では、10年ぶりのプラス改定(0・19%)を勝ち取った。その後の参院選公約でも、診療報酬の引き上げを掲げただけに、同日の議連では、議員が財務省主計局の担当者を糾弾する場面も見られた
◆両省の調整は難航し、来年度予算編成の終盤までもつれそうな様相を呈している。前回改定時には、当時、幹事長だった小沢一郎氏が財務省を押さえつけたが、現政権がどのような政治決断を下すのか注目したい。
診療報酬改定への調整が大詰め
2011年12月16日 (金)
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