保険薬局経営者連合会(薬経連)は5日、都内で第2回総会を開催した。事業計画で示された今後の展望では、会員向けの薬局経営マネジメント、医薬品流通関連マネジメント、ブランド化戦略の三つに取り組むほか、対外的には社会貢献事業として薬経連組織から独立した中立的なシンクタンク企業を設立し、システムで集積された薬局で発生するデータをベースとして政策提言、薬局の将来ビジョンを提示していく方針を打ち出した。
山村真一会長は、「薬局を取り巻く環境が厳しく、これから痛みを伴うことを自覚しており、いろいろな効率化なども進めていかなければならない。薬局が本来あるべき姿を目指すための政策提言を、自分たちで設計してマネジメントしていきたい。この事業は業界に一石を投じることになろう」と述べ、シンクタンクによる政策提言が大きな影響力を発揮することに期待を寄せた。