厚生労働省の調剤メディアスによると、電算レセプトの昨年10月分調剤医療費は、総額が対前年同期比8.1%増の5438億円、処方箋数が3.0%増の6543万枚で、処方箋1枚当たり調剤医療費は5.0%増の8312円だった。
内訳は技術料が3.7%増の1387億円、薬剤料が9.7%増の4042億円となっている。
薬剤料の85%を占める内服薬は処方箋1枚当たり調剤医療費が6.2%増の5198円。これを分解すると、[1]薬剤種類数2.95(伸び率0.4%)[2]1種類当たり投薬日数19.9日(同1.7%)[3]1種類1日当たり薬剤料89円(同4.1%)――と1種類1日当たり単価が薬剤料を押し上げている。
処方箋1枚当たり調剤医療費を都道府県別にみると、最高は石川の1万0710円、最低は佐賀の7019円だった。
また、薬剤料のうち後発品は14.0%増の346億円。数量ベースの後発品割合は0.7ポイント増の23.2%で、都道府県別だと沖縄の36.0%が最も高く秋田の18.6%が最も低い。