日本製薬団体連合会は16日、都内で開いた評議員会で任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に内藤晴夫氏(エーザイ社長)を選出した。また、日本製薬工業協会も同日の総会で役員改選を行い、手代木功会長(塩野義製薬社長)の続投が決まった。任期は2年。
日薬連の内藤新会長は、評議員会終了後に就任会見し、「全製薬産業にとって利益のあるイノベーション振興策と、日本の医療保険制度に貢献する薬価制度の実現を、いかに共生できるものにするかが最大の使命」と所信を語った。
その上で、「価値創造活動に無関係は加盟団体はなく、それぞれが日本の医療制度に貢献する場面を持っている」と強調。「その努力を日薬連としてまとめ上げ、もっと医薬品産業に対する国民的な理解を深めていきたい」と述べた。