薬事・食品衛生審議会日本薬局方部会は16日、第16改正日本薬局方第一追補について、医薬品医療機器総合機構がまとめた原案を了承した。厚生労働省は来月にパブリックコメントを募集し、9月告示、10月施行を目指す。
第一追補案では、通則4の医薬品各条(生薬等)に収載する品目の定義について、「生薬総則を適用する生薬」を「生薬」に改正する。
また、アヘン末、ゴマ油、ミツロウなどのラテン名のある品目は生薬等に移行。これに伴い、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプンなどのデンプン類の医薬品各条のラテン名を削除する。
生薬総則1も改正する。生薬の新規収載に伴い生薬総則を適用する品目にオウヒ、ガイヨウ、バクガを追加する。
製剤総則では、「2.口腔内に適用する製剤」について、中分類「2.2口腔用液剤」を新たに設け、「含嗽剤」は小分類2.2.1として整備した。