保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は15日、総会を開き、2011年度事業報告と12年度事業計画を承認した。今年度は、ヘルスケアITの実現を目指す「2020年ビジョン」に向け、今後4年間を見据えた15年中期計画を策定し、医療情報の標準化に取り組む。
15年中計では、▽20年ビジョンで描くヘルスケアITの実現に向けた推進▽工業会参画価値の追求、健全な市場の維持・発展▽JAHISブランドの向上、永続的な運営基盤の確立‐‐の3点を主要施策とする活動方針が打ち出された。
今年度は、医療情報の標準化に向けた取り組みのほか、グローバル化に対応した海外市場の開拓や新規事業の機会創出、JAHIS活動の中核となる委員会・部会活動の人材育成にも注力していく。
また、役員の任期満了に伴い、新会長に遠藤信博氏(日本電気社長)のほか、副会長7人、理事2人、監事2人が選任された。