医薬品医療機器総合機構は20日、2011年度副作用被害救済の実績を公表した。処理決定件数は1103件で前年度より82件増えた。このうち救済金の支給を決定したのは、62件増の959件で支給額が20億5800万円で、初めて20億円を超えた。不支給は21件増の143件、取り下げは1件増の2件。
第2期中期計画で救済給付事務は、請求から半年以内の処理率を13年度までに60%以上に引き上げる目標にしているが、11年度に半年以内で処理できたのは534件で、処理率は前年度を5・9ポイント上回る48・4%だった。処理期間の中央値も6・1月で、0・4カ月短縮した。