日本薬剤師会の「2011年度保険調剤の動向(全保険分)」がまとまった。処方箋受け取り率(医薬分業率)は64・6%で、前年より1・5ポイント増加した。分業率70%以上は10県から12県へ増加、40%未満は2県から1県へ減少し、分業のさらなる進展がうかがえる。一方で処方箋枚数、調剤件数はいずれも2~3%程度の伸びにとどまり、一定のブレーキがかかっていることも分かった。山本信夫副会長は「個人的には、1974(昭和49)年にスタートした現在の医薬分業のスタイルが、転換期に来ていると感じる」と見解を示した。
調剤件数は5億6566万7134件(対前年比3・8%増)、処方箋枚数は7億4396万3309枚(同2・0%増)、調剤金額は6兆2271億4432万円(同8・1%増)となった。
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