ファイザーは、5月に国内で上市したALK融合遺伝子陽性非小細胞肺癌治療薬「ザーコリ」の適正使用に向け、診断薬メーカー「アボットジャパン」と情報提供面で協力体制を強化する。投与判断で用いるコンパニオン診断薬と薬剤を一体化した情報提供を進め、ザーコリの使用促進を図る方針だ。中村誠取締役執行役員オンコロジー事業部門長は、本紙のインタビューに、「オンコロジー部門の全MRでザーコリのプロモーションを行い、コンパニオン診断薬と共に患者に届けていきたい」と個別化医療の体制を整備していく考えを示した。
ザーコリは、3月にALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌治療薬として、国内で初めてコンパニオン診断薬との同時承認を取得し、5月に上市した。
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