TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【富士フイルム】医薬品参入の第1弾はDDS抗癌剤

2007年04月13日 (金)

 富士フイルムは米国で抗癌剤の開発に乗り出した。3月中旬から米国のバイオベンチャーであるキャンジェン・バイオテクノロジーズと共同で頭頸部癌治療剤の製剤開発に着手、今後非臨床試験、臨床試験を計画しており、医薬品参入の第1弾になりそうだ。

 開発するのはDDS抗癌剤で、写真フィルムで培ったナノ粒子形成技術、薄膜形成加工技術を用いて、頭頸部癌の適応を持つ抗癌剤をゼラチンで包みナノ粒子化することで徐放性を持たせたもの。「抗癌剤包埋ゼラチン」と名付けられており、ジェル剤やクリ”ム剤、フイルムシ”トに含ませての使用が考えられている。

 使用されるゼラチンは、ヒトのゼラチン産生遺伝子を酵母に組み込み、培養、精製した。牛由来のゼラチンを使用せず、人獣共通感染症のリスクを少なくした。また、ヒトに対する抗原性が少ないことから、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も低いとしている。

 今後、両社は米国で非臨床試験、臨床治験を実施する。富士は、末期癌患者に対する癌進行の抑制と疼痛軽減作用をもたらす「ターミナルケア薬」としての提供を考えている。なお、日本での開発予定は明らかにしていない。

富士は「メディカル・ライフサイエンス事業」を成長事業の一つと位置づけており、今回の取り組みもその一環。共同開発は、富士が国際技術交流組織である「コスモス・バイオ・ライフ・サイエンス・アライアンス」に加盟し、キャンジェンなどバイオベンチャーに出資してきたことがきっかけとなった。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
研修会 セミナー 催し物
薬剤師認定制度認証機構 認証機関の生涯研修会
薬系大学・学部 催し物
薬事日報
薬事日報 薬学生新聞デジタル
薬業界ニュース解説
薬事キーワード解説
Press Release Title List
Press Release Title List:新製品
行政情報リスト
登録販売者試験・日程一覧
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS