第63回東北薬剤師会連合大会が8、9の両日、仙台市内で開かれた。来賓としてあいさつした児玉孝日本薬剤師会会長は、「東日本大震災から1年半が経った。その間、東北6県をはじめとした会員の活動を通して、災害時に医薬品の供給に薬剤師、薬局は欠かせないというメッセージを、各方面に対し発信できた。その結果、来年度予算の概算要求で、災害の支援拠点としての薬局に5億円が計上された」とすると共に、それらの行動、活躍が、薬局等のさらなる活躍の場の拡大につながっていることを強調した。
開会式で児玉氏は、大震災をきっかけにした地域薬剤師会や支援薬剤師の行動・活躍が、現在では「災害・防災計画、あるいは各種制度設計において、薬局・薬剤師を組み込んでもらえる形で進みつつある。その中で、お薬手帳の意義も見直され、調剤報酬で評価された」と社会制度にも影響を与えていることを指摘。
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