武田薬品が、ロシアのヤロスラブリに建設していた医薬品生産工場が完成した。2014年の本格稼働を予定し、ロシア国内向けに、脳・末梢循環障害改善剤や心血管疾患予防剤、骨粗鬆症治療剤を生産する。新興国で最大の売上高を持つロシア市場で、現地生産をスタートさせ、安定供給体制の整備や製造コスト削減を目指す。
ヤロスラブリ工場は、武田が約7500万ユーロを投じて建設。床面積は2万4000m2で、主にロシア国内でニーズの高い脳・末梢循環障害改善剤や心血管疾患予防剤、骨粗鬆症治療剤を製造していく。管理者や技術者を約200人採用し、年間生産能力はアンプル製剤9000万本、固形製剤20億錠以上の規模になる予定。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。