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臨床検査機器や試薬などを扱うエイアンドティー(神奈川県横浜市)は5月から、臨床検査で白血球や赤血球など血球を測定する新しい装置を発売する。装置を小型化、操作も簡単にし、中小医療施設への普及を図る方針。
商品名は「MYTHIC18(J)」。スイスのオルフェから輸入し、エイアンドティー子会社のアットウィルが販売する。
1検体を60秒で測定。検体量は9・8μgと微量で、小児検体にも対応できる。大きさは幅25cm、奥行き34cm、高さ35cm、重さ9kg。測定法は電気抵抗法。価格は260万円。
中小施設では費用の問題もあり、装置を置かず検査センターへの委託が中心。そのため、結果が得られるまで時間を要するとして、同社では、この装置をクリニックのメイン機として、また大規模病院での夜間・緊急サブ機として販売活動を展開していく。