製薬大手と戦略提携も開始

米CRO大手パレクセル・インターナショナルのジョセフ・フォン・リッケンバック会長兼CEOは、本紙のインタビューに応じ、「癌領域での受託拡大と治験の電子化に注力し、日本市場でシェアを獲得したい」との方針を示した。国内ではCRAを中心に1~2年後には1000人体制に拡充し、専門性の高い人材の育成に取り組む。リッケンバック氏は、「治験分野ではアウトソーシングが進み、CROの責任が重大になっている。われわれ自身の手で成長を果たし、市場を開拓していきたい」としている。
同社の売上高は、グローバル全体で約14億ドル、アジア・パシフィック地域では約2億ドルと順調に拡大している。リッケンバック氏は、「50カ国に70の拠点を持ち、十分なプレゼンスがある。豊富なサービスメニューの中から、世界各地域でそれぞれの顧客のニーズに応じた最適なサービスを提供している」と手応えを示す。
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