民主、自民、公明の3党が指定薬物の規制強化に向けた法整備に動いている。自由民主党の厚生労働部会・薬事に関する小委員会合同会議は9日、公明党がまとめた「麻薬及び向精神薬取締法及び薬事法の一部を改正する法律案」を大筋で了承した。16日の総務会で了承されれば党内手続きは完了する。すでに、民主党とは文言の調整に入っており、調整が済み次第、議員立法として早ければ今臨時国会へ法案を提出する。公明党の谷合正明参院議員は、衆議院では継続審議が多く残されているため、参議院での提出を目指す考えを示した。
法案では、指定薬物を取り締まる権限を持たない麻薬取締官の現状等を踏まえ、▽麻薬取締官および麻薬取締員の職務の追加▽収去の権限の追加等――の二つを盛り込む。
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