日本医薬品卸業連合会の別所芳樹会長は8日、都内で開かれた医薬品卸業経営セミナーであいさつし、2007年に厚生労働省の流改懇が緊急提言をまとめて以降、3回の薬価改定を経て取り組んでいる“流通改善第3ラウンド”について、「第4ラウンドはないと思っている。流通改善への気運が高まってきた第3ラウンドで一定の成果を出さないと、流通改善そのものが未完の課題に終わってしまう」と述べ、流通改善に対する強い決意を表明した。
別所氏は、妥結率が低いとされる公的医療機関の本部への訪問や、川上から川下の問題を改善させるため、医薬品流通の取引当事者間で構成する「ワーキングチーム(WT)」などを通して、今年4月からの第3ラウンドに取り組んできた経緯を説明。
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