厚生労働省は9日、東北厚生年金病院を保有する独立行政法人に対し、東北薬科大学を譲渡候補先として手続きを進めるよう指示する通知を出した。これを受け、独立行政法人と東北薬科大は、譲渡に向けた協議を進める。譲渡が実現すれば、薬系の単科大学が病院を所有する初めてのケースとなる。
厚労省は、社会保険料や年金保険料によって建設された病院を独立行政法人に移管し、売却や廃止を進める一方で、同大学は、2006年にスタートした薬学教育6年制を受け、実務実習先の確保など、6年制教育の充実を視野に病院の保有構想を進めていた。
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