スーパー大手の西友が登録販売者試験を受験する従業員に発行した「実務経験証明書」で、必要な実務経験時間を満たしていなかった不正が発覚したことを受け、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は13日、「会員企業(西友)による今回の不正・不備が事実であれば、2009年施行の改正薬事法および登録販売者制度の国民への信頼性からも、大変遺憾である。本件を深く受け止め、再び同様の問題が起こらないよう、会員各社に厳密な実務経験証明と今後の対応の徹底を求めていく」とのコメントを発表した。
先の改正薬事法による一般用医薬品の新販売制度施行では、これまで法的義務でなかった医薬品専門家の営業時間常駐義務について、経過措置がとられることなく施行日より義務化された。そのため、新制度が施行日より円滑に導入されるためには事業者、さらには行政においても早急に大量の登録販売者を確保する必要があったのは事実。
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