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【ファルコSDHD】遺伝子検査のビジネス展開へ-調剤薬局併設の次世代型ラボも

2012年12月10日 (月)

平崎氏

 臨床検査事業・調剤薬局事業・ドラッグ事業の3事業を主軸に、各種検査も展開するファルコSDホールディングス(本社京都市)は、11月30日に大阪市内で開いた決算説明会で、平崎健治郎社長が今後の成長事業に関し、個別化医療ファーマコゲノミクスとして「一人ひとりに合った薬剤、検査の提供に取り組みながら、個別医療の仕組みを進めていく」との考えを示した。具体的には、現在取り組むヒト遺伝子検査で、遺伝性乳がん、卵巣がん症候群の遺伝子検査について、全国医療機関70施設との取引契約を締結。「年間約6万人が乳がんを発症し、そのうち約15~20%を遺伝性乳がんが占めることから、遺伝子検査がビジネスモデルになる」と説明。まずは乳がんへの取り組みで採算性、倫理上の問題、ビジネス上の展開を検証しながら、将来的に250~300施設まで取引契約先を拡大させたい考え。

 2013年3月期中間連結決算は、売上高309億2400万円(前年同期比0・5%減)、営業利益10億8300万円(10・4%減)、経常利益10億2600万円(12・7%減)、中間純利益4億4900万円(13・5%減)と、減収減益となった。


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