厚生労働省は23日、中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会に、昨年4月の診療報酬改定で導入された「病棟薬剤業務実施加算」の効果を把握する調査実施案を示し、同日の総会で了承された。薬剤師の病棟業務が、病院勤務医の負担軽減や処遇改善につながったかどうかを検証する重要な調査となる。6月中に調査票を作成し、7~8月に調査を実施。早ければ9月中旬に報告書の速報結果を総会に示し、次期診療報酬改定の議論を進める資料とする。
中医協総会で了承
昨年4月の診療報酬改定では、「新100点業務」となる病棟薬剤業務実施加算が新設されたが、次期改定に向けた付帯意見として、病棟業務の調査・検証を行うことが明記された。今回の調査は、同加算導入によって、病院勤務医の負担軽減や処遇改善につながったかどうかを把握する一環として、薬剤師の病棟配置や病棟業務の実態を明らかにするために行う。
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