TOP > 無季言 ∨ 

医療職種間コミュニケーションと「知識」

2013年03月01日 (金)

◆ある学術大会の医療職種間のコミュニケーションをテーマにしたシンポジウムで、演壇に立った医師が発した言葉が印象的だった。「コミュニケーションをうまく図れない理由の一つとして、知識の絶対的な不足がある。知識のベースがしっかりあるからこそコミュニケーションが生かされる。知識のない専門職はいらない」
◆コミュニケーションといえばスキルの習得に目が向きがちだ。しかし、その医師は、患者と医療者間のコミュニケーションならともかく、医療職種間のコミュニケーションにおいては「知識とスキルの両立が大事」と強調した
◆そもそも各職種に共通する知識を持っていなければ、相手が何を言っているのか理解できず、コミュニケーションが成り立たない。チーム医療の一員として活躍したくても、その土俵にすら乗れないのだ
◆チーム医療の中で十分な役割を果たすには、相手を凌駕する圧倒的な知識も必要になるだろう。知識の重要性を説いた医師の言葉は、会場を埋めた薬剤師の胸に深く刺さったはずだ。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術