◆中国で微小粒子状物質(PM2・5)による大気汚染が深刻化し、その余波が日本にも押し寄せようとしている。黄砂も重なり、北京市内の観測地は、日本の環境基準の10倍以上となっているようだ。有害物質を含んだ濃霧がやってくるのか国内でも危機感が高まっている
◆環境省によると、PM2・5は大気中に漂う粒径2・5マイクロメートル以下の小さな粒子で、髪の毛の太さの30分の1程度と粒径が非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、肺癌や呼吸器疾患への影響が懸念されている
◆3月は花粉症シーズンが重なるため、大気汚染対策と共にマスク着用が重要になってくる。既に「PM2・5」を予防する高性能マスクが増産体制に入るなど、様々な動きが見られており、正しい知識を身につけた上での対応が重要になる
◆薬局店頭で花粉症の相談に訪れる患者も多い季節。マスクの購入一つとっても、かぜや花粉症にとどまらず、大気汚染対策を含めた健康相談に対応し、適切なアドバイスをすることが薬剤師としての大切な役割だ。
中国のPM2・5が日本にも
2013年03月04日 (月)
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