経済産業省は2月28日、創薬等に用いる微生物遺伝資源に関する新たな整備計画の骨子案を、同省の検討会に示した。約8万株の微生物遺伝資源を保存する製品評価技術基盤機構(NITE)のバイオリソースセンターについて、「使われてこその知的基盤」と位置づけ、微生物を使うことが多い製薬企業をはじめとする業種の利用実態を踏まえ、薬局方等に定められた微生物、産業に有用な遺伝子情報、安全性情報等を重点的に整備する方向性を打ち出した。
骨子案では、製薬企業等のユーザーニーズ分析等を踏まえ、▽世界トップクラスの微生物遺伝資源機関の維持・向上▽微生物遺伝資源の情報付加への対応▽生物多様性条約への対応――を進めるため、取り組むべき整備内容をまとめた。
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