
内藤社長
エーザイの内藤晴夫社長は7日、国内営業体制を4月に大幅転換する方針を発表した。全国13エリアの133組織で地域ごとに各担当者が全製品をカバーする現行を、癌領域と地域包括医療の2ユニットに再編する。抗癌剤で期待の自社創品「ハラヴェン」の拡大を加速させる一方、地域包括医療で認知症治療薬「アリセプト」の後発品攻勢を食い止めると共に、抗リウマチ薬「ヒュミラ」などの新薬の成長を目指す。
同社は中期経営計画と実績の乖離を12年度時点で約1000億円と推計しており、国内マーケティング面では、当初見込んでいなかった制度変更も背景に、アリセプトやプロトンポンプ阻害薬「パリエット」が想定以上に後発品の影響を受けている。
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