希少・難治性疾患領域を得意とするアイルランドのバイオ医薬品大手シャイアーが日本法人「シャイアー・ジャパン」(スティーブ・エンゲン社長)を設立した。これまで日本では導出や共同開発など提携先を通じて製品を提供してきたが、国内での活動を本格化し、現在開発している6製品のうち3製品は自社で単独販売する方針。いずれも患者数が少ない希少疾患領域のため、「専門知識を持ったスタッフと共に少数精鋭で体制を整える予定」という。
シャイアーは1986年に英国で誕生し、世界29カ国に進出。日本では08年に事務所を開設している。国内で4製品を上市しており、ムコ多糖症II型治療薬「エラプレース」をジェンザイム・ジャパン、末期腎不全高リン血症治療薬「ホスレノール」をバイエル薬品、アルツハイマー病治療薬「レミニール」を武田薬品とヤンセンファーマ、ファブリー病治療薬「リプレガル」を大日本住友製薬から発売している。
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