筋肉体質へ基盤強化事業

大日本住友製薬の多田正世社長は、海外戦略品のラツーダについて、「うつの効能追加で13年度には売上高3億ドルを達成できる。それ以上のところを狙っていく」と力強く抱負を述べた。事業基盤強化プロジェクトにも言及し、「筋肉質的な運営を達成し、売上高も前期的な企業体質を構築するため、15年度には50億円の合理化を実現する」との考えを示した。
6月に米国で双極I型障害うつの適応拡大が見込まれるラツーダについて、「従来の統合失調症に比べて、うつでは確実にカバーする医療機関数が増えてくる」と指摘。米国子会社サノビオンの販売体制を「主に、14年4月に特許切れするルネスタ(不眠症治療薬)の営業人員を順次転用し、昨年の350人から450人に増強したい」と明言した。
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