日本臓器製薬(本社大阪市)は23日から、五十肩・四十肩に飲んで効く、天然生薬100%配合の漢方薬「肩用ラックル顆粒」(第2類医薬品)を新発売する。独活葛根湯の9種の生薬(ドクカツ、カッコン、マオウ、シャクヤク、ジオウ、ショウキョウ、カンゾウ、ケイヒ、タイソウ)から抽出した有効成分を最大量配合した、天然生薬100%の漢方薬を、苦みの少ない顆粒状にした。
「肩用ラックル顆粒」の特徴は、[1]五十肩の痛みを緩和し、肩・腕の動きを回復させる[2]五十肩を体の中から改善し、腕が上げられるようになる[3]天然生薬100%の漢方薬[4]肩の血流を促進し、ポカポカ温める作用がある[5]9種の生薬から抽出した有効成分を最大量配合した満量処方──で、成人(15歳以上)1回1包を朝夕の1日2回、食前または食間に服用する。眠くなる成分を配合していないのも特徴。
効能・効果は、「体力中等度またはやや虚弱な人の五十肩・四十肩・肩こり・寝ちがえ」などで、税込み希望小売価格は1箱14包入り(7日分)1554円。
日本臓器製薬では発売に先がけ、現在五十肩で困っているか、五十肩にかかったことのある40~60歳代の男性を対象に、肩用ラックル顆粒の購入意向調査を実施している。この結果、42%が「ぜひ買いたい」、43%が「買いたい」とするなど、8割を超える人が購入意向を示したという。
同社では、店頭販促ツールとして「肩用ラックル4個入り卓上兼用ハンガーディスプレイ」「肩用ラックル折りたたみ式6個入りハンガーディスプレイ」などを用意し、薬局・薬店をバックアップしていく。売上目標は、初年度2億円としている。