
腰痛薬「ラックル」
日本臓器製薬(大阪市)は、長引く腰の痛みや神経痛に飲んで効く一般用医薬品の「ラックル」(第2類医薬品)を21日から新発売する。ヨーロッパのガイドラインでは、腰痛の第一選択薬として推奨されているアセトアミノフェンを主成分とした腰痛薬で、水に触れるとすぐに溶け出す“速溶錠”となっており、素早く効き目を発揮する。
一般的に、腰痛、神経痛、関節痛、肩こりなどの痛みの治療にはシップ剤が多く用いられているが、「ラックル」はこれらの痛みを飲んで緩和する。1錠中にアセトアミノフェン300mgを含有し、[1]水に触れるとすぐに溶け出す「速溶錠」[2]腰痛・神経痛などに早く効く飲み薬[3]胃にやさしく、眠くならない[4]カリカリと噛みくだくか、軽く口の中で溶かしてから、水と一緒に服用する[5]すっきりとしたミント味[6]携帯しやすいシート包装――などを特徴とする。
効能・効果は、腰痛、神経痛、関節痛、肩こり痛、筋肉痛、頭痛、ねんざ痛、外傷痛、生理痛などの鎮痛のほか、悪寒・発熱時の解熱など。成人(15歳以上)1回1錠、1日3回を限度として服用する。税込み希望小売価格は、12錠入り(4日分)1092円、24錠入り(8日分)1659円。
日本臓器製薬では全国発売に先立ち、普段から腰痛に悩んでいる400人(男女各200人)に「ラックル」(24錠8日分)を服用してもらった結果、腰痛に効いたと答えた人が73%(非常に効いた12%、効いた61%)あった。また、同じく普段から腰痛に悩んでいるという200人(男女各100人)に購入意向を聞いたところ、「買いたい」としたのは男性で81%、女性で86%と、非常に高い数値を得たという。
同社では、店頭販促ツールとして『つらい腰痛に』と大きく書かれたショーカードや、「ラックル」4個入り・6個入りのハンガーディスプレイなどを用意し、薬局・薬店をバックアップしていく。販売目標としては年間1億円を見込んでいる。