ロードマップ踏まえて計画

沢井製薬の澤井光郎社長は、大阪市内で開いた決算説明会で、厚生労働省が示した後発品使用促進のロードマップについて「政府は目標は現状40%を60%と1・5倍に引き上げることになる。過去5年間でジェネリックは年間170億錠という数量に増加。60%が達成されると年間300億錠に増える形になる。この数量から考えてもスピード感のある新たなロードマップだ」とコメント。その上でロードマップに沿った形で中長期の売上計画である15年度1040億円、20年度までの2000億円の達成に向け自信を覗かせた。
今期、慎重姿勢を示す売上高計画については「今は停滞感がある。薬局では調剤体制加算の目標値に達しており、35%以上になると薬局経営が減益になりかねない状況もあることから大きな進展はないと見ている」と説明。今年6月には3成分9品目の新製品を発売予定で「中でも代謝拮抗剤エスエーワン配合カプセル、抗血小板剤シロスタゾールOD錠はいずれも当社を含めて2社という競争の少ない製品。この辺をしっかりと売上高に結びつけていきたい」と強調した。
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