◆「薬局薬剤師は危機感がない」という話を聞く機会が増えた。「処方箋が来ているのに何か問題があるのか」といった態度だという。こうした調剤偏重の考え方は大勢というわけではないだろうが、在宅医療へシフトが進めば、調剤専門薬局は淘汰されるとの見方が説得力を持つ
◆薬局にOTC薬を置かなくなったと指摘されて久しいが、医薬品のネット販売議論を通じ、OTC薬への薬剤師の関与がクローズアップされている。では、いま処方箋頼みから脱却するためには何が必要なのか
◆業態は違うが、かつての国内製薬企業も同じような状況にあった。国内から海外に目を転じて、積極的に主力製品の海外展開を進めたり、合併に踏み切った企業が「大手」を形成するまでに成長し、あっという間に大きな差がついた
◆最近は在宅医療を除けば、地域医療や健康づくりへの関与、OTC薬という、かつて薬局が果たしていた役割が生き残りのキーワードに並ぶ。今後、時代を先取りする薬局とは、意外に原点回帰を意識したところかもしれない。
「薬局薬剤師は危機感がない」
2013年05月27日 (月)
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