旭化成の藤原健嗣社長は27日、中期経営計画の進捗について会見し、医薬事業を手がける旭化成ファーマ、医療事業を手がける旭化成メディカル、クリティカルケア事業を手がける米子会社「ゾール・メディカル」の3社でヘルスケア領域の相乗効果を創出するため、「ヘルスケア協議会」を設置したことを明らかにした。その上で「ヘルスケアが旭化成の大きな柱になる。三つの事業は若木であり、三本の木を大きくするためにまだまだ投資が必要」と述べ、グループとして積極的な投資を行う方針を示した。
2012年度業績での医薬・医療は、骨粗鬆症治療薬「テリボン」と血液凝固阻止剤「リコモジュリン」が拡大し増収を達成。クリティカルケアでは、昨年買収したゾールが着用式除細動器「ライフベスト」の伸長が牽引し、18%増の約8億ドルと計画通りの進捗をみせている。
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