大日本住友製薬と塩野義製薬は、長時間作用型ARB「イルベサルタン(一般名)」の剤形追加品をそれぞれ「アバプロ錠200mg」「イルベタン錠200mg」の製品名で発売した。
サノフィが創製した長時間作用型のARBで、24時間降圧効果が持続し、軽症から重症高血圧症まで優れた降圧効果が認められている。
海外では1997年に発売され、海外の主要なガイドラインにも記載されているIDNTやIRMA2などの大規模臨床試験結果により、早期腎症から顕性腎症までの幅広いステージにおいてエビデンスを有するARBとして知られている。
国内では、08年7月に大日本住友製薬、塩野義製薬から50mg、100mgの剤形を発売。今回、一日最大量である200mgの規格が追加されたことで、患者の服薬アドヒアランス向上が期待されている。