地方連絡協議会で骨子案
日本病院薬剤師会は、新たな生涯研修認定制度の構築を目指す。病院薬剤師の基本的臨床能力を5領域16項目にカリキュラムを分類して履修項目を設定。従来、各都道府県病薬が担当した「申請・認定」を日病薬が一括で行い、薬剤師認定制度認証機構「特定領域認定制度」の認証取得により第三者評価も受けることで、会員により質の高い研修・認定制度を提供する。9月28日に都内で開かれた地方連絡協議会(全国会長会)で全体的な骨子(案)を示した。今後広く意見を求めブラッシュアップしていく。なお、会議では次期診療報酬改定に向けた取り組み状況、会員増強対策、病院薬剤部門現状調査結果の中間取りまとめなどに関して執行部が説明し協議した。
日病薬では、現在の生涯研修認定制度に対して、[1]研修内容について審査基準の定めがなく、さらなる研修の質の担保が必要[2]受講証明を全ての研修区分で必須としてないため、さらなる研修認定の質の担保が必要[3]履修認定について他団体の認定・専門薬剤師の一部要件となっており、日病薬としてもさらなる研修・認定の質の担保が必要――との問題認識から、生涯研修認定制度を見直し、第三者評価機関が行う認定制度の適合基準・客観的評価による認証を取得することが必要とし、日病薬がプロバイダーとなる新たな制度を構築することとなった。
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