薬事・食品衛生審議会血液事業部会の献血推進調査会が9月30日に開かれ、2012年度の10代献血率が前年度比0・4%増の6・2%に上昇したことが報告された。献血推進の中期目標では、若年層の献血率増加を課題と位置づけ、14年度に10代の献血率6・4%の達成を打ち出しているが、献血セミナーを実施する高校が増えたこと等により、高校生の献血者数の増加につながったことが寄与した。
厚労省は、献血者確保対策として、若年層の献血者数を増加させることを目標に掲げている。この日の調査会では、日本赤十字社から中期目標「献血推進2014」の進捗状況が報告された。昨年度は10代の献血率が0・4%増の6・2%と上昇に転じ、14年度目標の6・4%に迫る数字となったが、20代の献血率は7・5%と横ばいにとどまった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。