会見で握手する（左から）田尻、大野、秋野の各社長
メディカルシステムネットワーク（札幌市、田尻稲雄社長、メディシス）は９月27日、調剤薬局運営の子会社ファーマホールディング（札幌市、秋野治郎社長）が、調剤薬局チェーンのトータル・メディカルサービス（福岡県糟屋郡、大野繁樹社長）に対し、株式公開買い付け（TOB）を実施すると発表した。買い付け期間は９月30日～11月19日までで、トータル・メディカル側も賛同している。全株取得した際の取得額は47億5000万円。メディシスは北海道をはじめ、全国に282店舗を展開しているが（９月末時点）、九州は５店舗にとどまっていた。福岡を地盤に調剤薬局35店舗を展開するトータル・メディカルを完全子会社化することで、課題であった九州エリアの拡充を進める。
メディシスは、調剤薬局と医薬品卸間の価格交渉代行・発注決済業務支援などの医薬品ネットワーク事業と、調剤薬局事業を中核とする。このうち調剤薬局事業は、北海道109、東北６、関東・甲信越66、東海・北陸29、近畿44、中国・四国23、九州５の計282店舗を展開中。九州エリアについては、熊本４店舗、福岡１店舗で、さらなる拡充を目指していた。
＊ 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。
